今回の先生はカンニング竹山さん。カンニング竹山さんの失敗は25歳の時に借金をしてからたった2年で10万円の借金が450万円に膨れ上がったそうです。
その体験をもとに借金をすることを考える話をしていました。
最初に竹山さんが言っていたのは借金は悪ではないということです。実際に過去5年間で1度でも貸金業者からお金を借りたことがある人はなんと1961万人もいるそうです。
要するにどうしてもお金が必要な時に返せるだけの借金をしてうまく生活をまわしていくだけなら問題がないということですね。
竹山さんの借金地獄生活で得た、安易な借金のせいで周りに迷惑をかけないための授業というとです。
消費者金融で借金をしている人の理由としては
1位:生活費が不足したから
2位:他の借金を返すため
3位:友人の結婚式のお祝いなど一時資金
4位:趣味や娯楽のため
5位:おこづかいの補填
となっているようです。このランキングを見て思ったのは2位の他の借金を返すために借りているという人はどんどん利息が膨れ上がって返せていない状態になっている人が多いんじゃないでしょうか…。これを見ると借金は怖いです。
平成ノブシコブシの吉村君が車を買うために2000万円の借金を抱えていると言っていましたが竹山さんは「金と芸は身の丈に合ったことをするそれ以外は何にも大成しません」と一括していました。
竹山先生の借金の始まり
竹山さんは独自の見解で消費者金融をグループ別けしていました。1996年~1998年ごろの話です。
Aグループは一部上場の優良企業が経営する消費者カウンターに清楚な女性が座っているイメージです。説明も優しく丁寧にしてくれるところです。
Bグループは審査がAグループより緩い消費者金融業者。カウンターには色っぽい女性が座っているようなところだそうです。しかし、バイトでも即貸してくれるのはいいけども、パーテーションの奥では「いつ返すんだよ」みたいな声が聞こえてくるところだそうです
Cグループは竹山さん流に言うと法律といった既成概念にとらわれない突飛な発想の金融会社だそうです。いわゆる闇金ですね。
芸人は借金してるぐらいがカッコイイと思っていた、竹山先生はCグループの闇金まで落ちたそうです。
Cグループの闇金に3万円を借りに行ったそうです。そこで申し込み書にしっかりと取り立てに行ける世に最寄駅から自宅までの詳細の地図を書かされるそうです。しかも申し込み用紙代に1万円取られたそうです。
今じゃ考えられないことですね…。というか、このようなところの店の入り口のドアを開けることも恐ろしいです。
そして、1度お金を借りると2回目からはATMで簡単に借りれるので、自分のお金みたいな感覚になってしまって、キャッシュ&ローンを繰り返すそうです。
借りるという言葉はどこかへ行きますね。
結局、竹山先生は25歳の時、借金80万円まで膨れ上がったそうです。月々の利息19,466円(年利29.2%)すごい金利ですね…。
借金をカッコイイと思っていた竹山先生は母親に借金を自慢したそうですよ。それを聞いた母親は預金と布団を打って母親が80万円を返してくれたそうです。
借金地獄の始まり
借金0円になった数日後、消費者金融からお金を借りる勧誘が来るそうです。一気に80万円を返したことで、消費者金融会社の信用が上がるみたいですね。
人から借りたお金で借金を返すと自分で何とかしようという感覚もなかなか芽生えないみたいですね。竹山さんはすぐにに借金をしてしまったそうです。
再びキャッシュ&ローンの繰り返し。
借金をしているときの竹山さんの心理状態は
100万円「まだいける」
100万円以上「これ返せるのか?」と不安になるそうですが…
200万円以上になるとどうせ返せないんだから、「ガンガンいこうぜ」と借りるのが平気になったそうですよ。
しかし、24時間お金のことを考えていて、常にやばいと思っているきつい心理状態になるようで、電車の網棚を見てあの荷物置き忘れろ!と念を送るようになったそうです。
犯罪しても借金を返すことが正義になってくるわけですね。
そして、気が付けば450万円を借りてしまっていたそうです。この時の利息が11万円で、留守電は返済の催促、真夜中にも借金の取り立てにあっていたようで最終的には夜逃げをしたそうです。
最終的には彼女(今の奥さん)の定期預金を崩して返済に充てたそうです。この時に竹山さんはお金を出してもらったことに「なんとも思ってない」「同乗するなら金をくれ」と思っていたそうです。
借金を肩代わりをしてもまったく反省しないことがよくわかりました。自分で解決してもらうように持っていくしかないですね。
そして、彼女には「私がいるとあなたがダメになる、だから距離をおきたい」といわれてその時に自立したいとダメだとようやく思ったそうです。
そこから、債務整理を自分で全部して、自分の力で解決することで、借金地獄から脱出できたそうです。
最後に「お金=信用」なんだとお金を返さなければ信用をどんどん失っていくと。信用は人が生きている上で一番大切なことと話して締めていました。
どんな形であれ人生の中で借金をすることはあると思います。その時にちゃんと返せるようにお金をやりくりできる能力が問われますね。
“しくじり先生カンニング竹山の借金人生から学ぼう” への1件のフィードバック