5月10日放送のこの差って何ですかより。普段スーパーで買う牛乳と卵の意外と知らない事実について放送されていたので、まとめてみました。
高い牛乳と安い牛乳の差って何?
同じメーカーの同じ牛で撮った中でも1本約250円と200円の差があります。この差って何でしょう。ロンブー淳さんは牛の個体の差しか考えられないと、また柴田理恵さんは乳を搾った時間によった違いなど話をされていました。
その値段の差の答えとは…。牛乳に含まれる脂肪の量の差です。
高い牛乳とは
成分無調整牛乳。生乳を殺菌しただけのものです。脂肪分は約3.7%
安い牛乳とは
成分調整牛乳。生乳を殺菌し、その後に乳脂肪分を取り除きます。脂肪分は約1.6%。取り除いた脂肪分でバターや生クリームを販売し、売り上げを上げることができるため、安く販売ができるとのことです。
安い牛乳と高い牛乳を飲み比べてみると
柴田理恵さんはなんとなく高い牛乳のほうがコクがあるような感じがするけど味は変わらないと。ロンブーの淳が飲むと…「え?わかんないわ」と。淳さんが言うには差を感じないと。一般的にも差がわからないという方が多いそうです。牛乳のコクが味わえるギリギリの乳脂肪分が1.6%にです。
そもそも、成分調整牛乳というのは脂肪を抑えて、カロリーを抑えたいというニーズから生まれた商品です。
低脂肪乳は乳脂肪分が1.5%以下で成分調整牛乳よりもさらに値段が安いです。味のほうはやはりコクがかなり少ない印象があると思います。私はあまり好きではありません。
同じ成分調整牛乳でも値段に差が
その理由は殺菌方法です。同じ成分調整牛乳でも65℃で30分かけて殺菌する低温殺菌牛乳のほうが高いです。一般的な成分調整牛乳は120°~130℃の2秒間高温殺菌をします。このおかげで賞味期限を伸ばすことができるようですが、これだけの高温にするということは牛乳の成分に変化がありそうですね。
これはロンブー淳さんも低温殺菌牛乳の方が甘さがあるといっていました。美味しい牛乳を飲みたい人は低温殺菌牛乳を飲むといいですね。
その他に
牛乳は冬が一番コクのある美味しい牛乳をのむことができるそうです。牛乳のラベルに一が美味しい時期か書いてあるものもあるようですので確認してみるといいでしょう。
また、成分無調整牛乳には牛乳上部にくぼみがあるので触るだけで分かるようになっています。
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卵のサイズの差ってどこに差があるのかわかりますか。
谷村美月さんの予想は「生まれてきた卵の大きさで選別する」柴田理恵さんの予想は「卵の重さで選別する」でしたがどちらも外れです。
卵のサイズを決めるためには…。卵を産むニワトリの年齢で決めています。サイズには以下のような基準でサイズが分かれているのです。
- Sサイズ:生後4か月~5か月
- Mサイズ:生後6か月~1年
- Lサイズ:生後10か月~2年
- LLサイズ:生後1年半以上
ニワトリは年齢を重ねてもそれほど体の大きさに変わりはありません。ではなぜニワトリの年齢でサイズ分けをしているのでしょうか?それは、ニワトリの卵管の太さです。
どうやって卵は作られる?
まず卵巣で卵黄が作られるます。そこから排卵され卵管を下っていきます。卵管では卵白が分泌されるのです。生後4か月の場合は卵管が細く卵白の分泌量が少ないのです。成長にすれて卵管が太くなり卵白の分泌量が増える。
そうです。サイズの大きい卵は黄身の大きさは変わらず白身の量が増えるだけなのです。
番組の中で黄身の大きさを比べていましたが、どちらもほとんど差がなかったです。
そして、白身にはサイズによってかなりの差が違いました。実際に重さを比べていましたが、Sサイズは32g、LLサイズ41gで9gの差がありました。
卵を買うときのサイズの使い分けは
例えばメレンゲ・茶碗蒸しなど白身が必要な料理にはLサイズを逆に白身がそれほどひつようではない目玉焼き・スクランブルエッグ・オムレツなどはSサイズの卵を使うといいですね。
赤い卵と白い卵の差
赤い卵は赤いニワトリ白い卵は白いニワトリから生まれます。スーパーでは赤い卵が人気尾がありますね。私はあまりこだわりはないですが、母親などは好んで濃い赤色の卵を買ってきていますね。
しかし、この両方の卵、味や栄養に差は全くないそうです。
そもそも、卵の色は薄い赤と濃い赤の差というのは飼育されているニワトリの環境の明るさに影響されるようです。外敵から見つからない環境になじむ色に産み分けるため、暗い室内で産んだニワトリの卵は濃い赤になるそうです。
ずっと暗い環境で育ったニワトリの卵って…あまり健康なイメージとかけ離れてしまいますね。あまり卵の色は気にしなくてもいいのかもしれませんね。
今回は普段よく買う牛乳と卵についての差が面白かったのでまとめてみました。良く買うものでも知らないことって結構あるもんだなぁと思いました。明日からの買い物にぜひ役立ててみてください。
“この差ってなんですか?意外と知らない牛乳の値段の差と卵のサイズの違い” への1件のフィードバック